広島空港周辺フィールドワーク
世界トップ10・日本トップ3の観光県を目指すプロジェクトより
昨日は、「広島県を世界トップ10・国内トップ3の観光県へ」という構想プロジェクトの一環として、広島空港周辺のフィールドワークに参加してきました。実際に空港に足を運ぶのは久しぶりで、今回は同行者をお願いし(私をソウルに初めて連れて行ってくださったボランティアの方)、おかげでなんとか現地参加できました。
広島空港周辺では、八天堂、中央森林公園などを巡り、リソースの可能性を実感。そして、広島空港社長・中村社長による講義では、全国で6番目に民営化された空港のこれまでの歩み、そしてこれからの展望について、非常に熱のこもったお話を聞くことができました。広島県や日本全体を客観的に見つめる視点もとても興味深かったです。(時間があればもっと続きをお聞きしたかったほど👍👍)
このプロジェクトは、広島県、広島観光連盟、三井不動産、事業構想大学院大学など産官学が連携し、公募で選ばれた18名が研究員として参加しています。私は基本オンラインでの参加ですが、今回はリアル参加。広島空港のソウル線がLCCになってから、膝が曲がらないため搭乗できない私は福岡ソウル。空港がどうなってるか行ってみたかったんですよね。現地ならではの発見がたくさんありました。
アクティブシニアからの観光構想
世界も日本も、ついに高齢者比率が3割超えの時代。
私が描く観光の構想は、アクティブシニアを中心に、夫婦・3世代で楽しめるユニバーサルツーリズムです。
地域資源をそのまま切り取るだけでなく、同じ種類のお楽しみ要素のレイヤーを重ねながら、広島県内はもちろん、周辺の県ともつなげて、とにかく広島空港に降り立ってもらうことが大事。例えば、アジアの国から広島に来てもらって、世界遺産の宮島、山口県の萩城下町、世界遺産めぐりでもいいし、雪が降らない国からはスノーボードが日帰りで広島はできることが魅力で、冬なら海の幸と広島のお酒や宮島、原爆ドームの世界遺産、カープ、バスケット、サッカーの試合観戦までできちゃうから、興味があるフックをうまくPR できれば「行ってみたい」にならないかなーと思ったりもします。
知られていそうで知られていない広島再発見の最中で現在、情報を集めているところです。
広島エアポートホテルでの昼食と気づき
話は戻って、実は初めて訪れた広島エアポートホテルでは、到着10分前に高速の車から事前注文し、スムーズにランチへ。
● 石焼ハンバーグ(広島和牛)
● ビーフシチュー(広島和牛)
● うなぎ(私は食べやすいものを)

石の上でハンバーグが音を立てて焼かれているので好みの火入れで!とても美味しかったです。
実は、広島は古くから牛の市場が盛んだったそうで(知らなかった)、昭和23年には日本初の黒毛和牛の認定が行われた県でもあります。A5ランクの黒毛和牛がこんなに身近にあったとは、知らないことがまだまだありますね。
また、ホテル内のバリアフリーチェックも忘れずに。私は厳しいというより、あまりにも時代遅れだったりするラグというか敷ものがあったり、段差に敏感じゃないところは優しくないなと思ってしまうのです。旅行者はほとんどキャリースーツケースなので、抵抗あることはストレスだと思うから。
車椅子ユーザーが気軽に入れる食事処は意外と少なく、空港周辺のこうしたホテルこそが、実は重要な観光資源だと改めて感じました。
八天堂・森林公園・三景園…空港周辺の可能性
うなぎが予想以上に美味しくてご満悦だった食後は、クリームパンで有名な八天堂で他の研究員と合流し、広報の方から施設や遊具スペースについて説明を受けました。空港から歩いて行ける距離にあり、親子連れには絶好のスポット。やはり実際に足を運ぶことが何より大事ですね。
暑い中、八天堂の広報の方にご説明いただき感謝です。私は帽子をかぶって行き、スカーフの中にアイスノンを入れ込みましたが(外のフィールドワークの午後2時)ヘルパーさんもですが、他研究員の方々もノーハット💦暑かったはずですが皆さんお元気ですよね。😊
さらに森林公園でのサイクリングコース、海外の方にも人気の三景園など、空港周辺のリソースが豊富であることを車で回りながら再認識しました。
高齢者が「観光の主役」になる日へ
これからの時代、観光においても「高齢者=重鎮」ではなく、「高齢者=軽やかな発信者」という存在になれるのではと思っています。広島は若者が流出中・・・何とかせねばという問題はまた別問題のようで、広島が世界トップ10、国内トップ3の観光エリアになると若者が押し寄せてくる?かも((´∀`))
地域で、生き生きと日々を楽しむ元気な広島のシニアたち。そんなモデルケースがもし観光とつながれば、“健康寿命の延伸 × 観光 × 地域福祉”という新しい重なりが生まれるはず。

暑い中、広報担当の方も研究員の皆様も熱心にフィールドリサーチを行いました。真冬はここはちょっと寒そう。でも冬場はクリスマスバージョンで屋内でクリームパン作りが楽しめるそうですよ。
小さなスポットが100個でもいい。
世界遺産だけに頼らず、等身大で、心地よく、歩いて楽しめる「広島らしさ」をユニバーサルデザインの視点で見つめ直すことが、これからの観光にとって大きなカギになるかもしれません。本気で私はそう思っています‼
また次回からオンライン参加しながら、広島の10年20年後につながるようなえーそれはないよね@@みたいなアイデアを300個ぐらい、いやもっと出していけば、すっと脳裏に張り付くものが出てくるはず。期待しよう😊