介護 医療

高齢者の肺炎、気をつけるポイント!経過と入院退院

高齢者といっても、それにがつく超高齢者、それは私の母です。
熱も咳も顕著な変化はなく、微熱程度で全く食欲不振というわけではなかった高齢の母が、肺炎とわかるまでの経過、介護ポイントをまとめておきます。

肺炎とわかるまで

5月27日
5月28日
ーーーーーー
5月29日
5月30日

 

6月8日

6月11日

6月13日

6月19日

6月23日

高熱38.5 受診
受診 日赤病院
ーーーーーー
訪問看護 点滴
訪問看護 点滴

Spo2夜間 80台に落ちる

受診 胸部レントゲン 血液検査 腹部エコー検査

訪問診療 在宅酸素開始 他院でCT勧められる

検査受診 肺炎で入院

退院

自分でトイレや台所テーブルまで歩ける、ほぼ快復
※在宅酸素利用

発熱から入院 退院、4週間ほどかかった。
入院時の血液検査CRPは0.8で、医師に「悪くない」と言われるほど快復していた。
しかし、CT画像は炎症が見受けられ「肺炎」と診断された。即日入院となった。

経過、バイタルデータ

5月25日 日曜日
この日はご飯や味噌汁が大好きな母が、昼も夜も食べなかった
(昼は白米ご飯なし、夜は味噌汁がない、介護ミスだったが私も直ぐ気づかなかった。通常はご飯と汁だけは食べる)
夜、「寒い」と言い、少し深い咳をして、たんが絡んでいた。
昼間は暑く、扉を網戸にしていたから夕食後は寒かったかもしれない。
おまけにレンジフードの換気扇もONだった。

5月26日、月曜日
次の日の朝は普通に朝食を食べた。しかし2時間後、ヘルパーの方が体が熱いと感じて計ると、熱が38.5。排便もあり。
かかりつけの病院へ行き、血液検査などをする。
少し体がだるそうであるが、夜中のSpo2少し低下94。熱が38度近く高い。
抗生剤3日分 処方

5月27日、火曜日
次の日は、通常通り歩いて朝食テーブルにつき食事。
微熱はあるがさほど高くは無い。
訪問看護の方が来て採血
夕方主治医の先生から血液データが1日で悪化していると告げられる。
救急外来で日赤に搬送され、精密検査を受ける
検査してもらうと、貧血数値が9.9、CRP(炎症)数値が2.5、血液ガスなど詳細な検査。
この時少し気になったことは(私が) SPO2酸素飽和度のモニターが89から90行ったり来たりして通常より低いと言うこと
そのことについて「低いと思う」と医師に聞くと、レントゲンやデータを見る限り、肺炎はまあ大丈夫でしょうとのことで、入院せずに帰宅。
帰宅するなり母が一言「何食べる?」笑

その週は訪問看護を受け、点滴などをしていただいた。
熱は、母の通常の体温よりも少し高く微熱37.1~37.2。
酸素飽和度が夜中は91 と落ちてきている。ひどい時は88など。

本人の様子

食事はそれなりに食べる。多くはないが全く食欲がないわけではない。
朝起きたときに痰が出る位で、せきやたんは出ない印象。

6月08日 土曜日
真夜中の酸素飽和度が81 82
の時があって、これはやばいなと思い始める。
主治医に伝え、病院で胸のレントゲンや血液検査をしてもらう。

次の週(発症8日め〜13日)は夜横になるとSpO2が85 6。落ちてきた。肺炎じゃないかと疑う。

6月11日 火曜日
訪問診療で血液検査結果や胸部レントゲンの詳しい説明をしてもらうと、何かの感染があることは確か、また腹部エコーで気になるところがあると言われる。

CRP(炎症反応)は2.2から0.8に落ちて、良くなっている
背中が曲がった円背の人のレントゲンを撮るのはとても難しいようで、完全に胸のレントゲンが大丈夫とも言えないとの事。

紹介状を頂き、CTが撮れる病院を受診することにした。
Y医院の医師の迅速丁寧な対応は、心強くありがたかった。

母は夜間SpO2は96はあることを医師に伝え、喘息だったことも考慮し、在宅酸素を利用することに。テイジンさんが速攻来てセットしてくださって安心した。

6月12日 姪の壮行会・家族そろって食事。好きなウナギもあまり食べず。食欲なし

6月13日 木曜日 大きな病院へ 検査後に入院
腹部胸部CT画像を撮ってもらった結果は、肺炎であった。
兄とヘルパーさんが、医師からの説明を受けた(2名同席は私の希望)
腹部の卵巣嚢腫は、もう年齢が年齢なので放置することにした。
         
家族や身内の見舞い客として食事の見守りに行ってもらう。
(ヘルパーは介護保険ではなく自費)
昼食のちらし寿司も完食、入浴までしていた(驚く)
夕方、兄夫婦が病院に行くと、ベッドに座っていたため、車椅子に座ってご飯を食べさせようと思っても母は立ち上がることができなくなっていたそうだ。
義姉がショックを受けて帰ってきた。

6月15日 土曜日
家族のキーパーソンを決めなくてはいけなかった。
私がキーパーソンになり、この日、ヘルパーさんと病院へ
①延命措置についてどうするか、家族の希望をはっきりと伝える。
②一通りの診断結果を医師からCT画像も見せて頂きながら説明を受ける。
肺炎でも誤嚥性肺炎かどうかわからないが背面側にも少し炎症があるとのこと。

1週間から2週間の入院。長いなぁ
チャ王さま

母は私のこともよくわからなくなった感じで、ただ眠い眠いと言う。たった2日で...

【医師に伝えたこと】
(長期入院は認知症が進むことが よくわかっているため、早く退院させたい私の思いをどう伝えようか悩みながら・・)
・家には在宅酸素も用意できていること
・介護保険+自費サービスを利用。介護体制もしっかりしていること
・医療的な治療が終われば、家で母との生活時間を優先したいことを伝える。

予防と退院後に思うこと

ココがポイント

肺炎予防  ①口腔ケア 入歯の洗浄 ②水分摂取(脱水防止) ③座位の時間を長くして首の筋力を強化。食事姿勢を正しく
肺炎予見は ①日頃からバイタルチェック・酸素飽和度を計測する
変化があって熱と食欲不振→受診CTある病院

母の肺炎が治るまでを振り返ると、高齢者の場合は状態把握が難しいと思った。
理由は、高齢で感覚が鈍く、どのように不調なのか聞いても返答は?疑問が残ることが多かったから。「大丈夫よ~」と言われても鵜吞みにできないのは認知症のため。

やはり日々のバイタルチェック記録を注視するのが一番良い。
体温・心拍数・酸素飽和度(パルスオキシメーター)が受診タイミングと肺炎予測のデータとなる。受診時に、「いつもは○○」と在宅時の記録ノートなど持参すると診断に役立ちます。

ココがポイント

母の就寝時の酸素飽和度は、いつもなら96以上あるはずが、発症後の数値が90を下回るようになり、ついに80台になったことが肺炎の疑いの始まり
医師にも96以上が母の正常値であることを伝えた。

高齢者のそれも超高齢者の場合、本当に入院が良いのだろうか?

検査・治療をするためには入院は必要。

入院メリット

点滴・抗生剤投与も在宅よりも多い投薬量が可能なので医療的な治療がしっかりでき、専門医 看護師が24時間様子をモニターできることが入院のメリット。※高齢者への強い薬は諸刃の剣

そのウィルスや細菌が何かは培養検査をしなければわからない。(時間がかかる)入院した場合、肺炎治療は抗生物質点滴、ビタミンと糖の輸液など。
ピタッと合う原因菌やウィルスを特定して抗生剤を選ぶことは難しそうだが、医師の見立てと経験で保険標準治療がされて、炎症が治まる。

院内感染 院内肺炎リスク

肺炎は、誤嚥性市中肺炎、それから入院した病院で院内肺炎を起こす事もあり、数年前に母がインフルエンザで入院した後、退院タイミングを逃して気づけば肺炎だった…という苦い経験上、院内肺炎のリスクを知っておく大切だと思っています。

高齢者の入院 デメリット

実際、この度の入院の様子はというと・・・、
木金土日月と点滴を受けながら、3食以外はベッドで横になっていました。
2日目の土曜日に見舞った時、ベッドから直ぐ立ち上がれず、反応も鈍かったのです。

●寝たきりにすぐになる ●認知症が進む

この2つのデメリットは2日目にして既に母には当てはまっている!と実感。
70代、80代、90代、入院理由の疾病や個人差によると思いますが、年齢が高ければ高いほど筋力低下はすぐ始まります。

注意ポイント

「体力・気力・筋力」があっという間にダウンすること
「入院安静」は、治療・免疫UPがメリットですが、病気が治っても、家に帰れないということも。認知症になったとか、よくある話です。


超高齢者になるほど、入院のメリットを上回るデメリットもあることを、家族キーパーソンは理解した上で入院治療を見守るようにします。

センサーマット 入眠剤

認知症の高齢者は入院すると、夜、目覚めた時にパニック状態になったりするそうです。母も前回の入院時、本人は個室で独りだったので、病棟やナースステーションなどを見に行っただけだと思うのですが、要注意患者となり、ベッドから降りたら反応するセンサーマットが敷かれました。
今回の病院にはセンサーマットがない!と直ぐに感心し、いいなって思いました。しかし、退院前日の母の顔のむくみと「眠気」にピンときた!看護師に「母は何か眠くなるお薬を飲んでいますか?」と聞くと、パソコンを見ながら「睡眠導入剤を夜服用」とのこと。そういうことか!納得。 昼間もずっとネムイわけです。
入院患者の高齢化が進むと、病棟管理も大変です。骨折防止のセンサーマット Or 入眠剤を選ぶよう入院時に聞かれるようになるかもしれませんね。

デメリット対策

病棟では脚力や体力が落ちた高齢患者、しかも自力移乗ができない老人は、ベッド端坐位になることが多い。端坐位はけっこう体力使い、背もたれがない分シンドイです。けれど病棟の朝や夕方は人手不足なので、離床とはならないのが現状でしょう。

椅子・車椅子に移って食事させてほしい旨 入院時に希望を伝える

家族・身内が食事見守りをする。昼夕だけでも

自費契約の介護ヘルパーさんに「身内お見舞い」として食事見守り依頼

車椅子・携帯酸素など貸してもらう。


看護師さんにタイミングよく丁寧に貸し出しをお願いするのがいいね
チャ王さま

 

肺炎入院/退院までの まとめ

私の個人的な気づきをメモしておきます。
早期受診が肺炎予防の1番大事なこと!
肺炎は早くわかるほど予後が良いのですが、高齢になるほどわかりにくい上、悪化スピードも速く、快復も時間がかかります。

母は数年前にインフルエンザから肺炎になり、40日も入院した結果、退院後の在宅介護生活も歩行から始めるほど体力が落ちました。入院前のようになるのに1年以上かかっています。

高齢者の肺炎での入院は、医療的な治療(抗生剤・輸液点滴)酸素供給補助などで治りますが、強いお薬が使えないこと、体力がない理由でこじらせてしまうことを理解する必要があります。しかしそこが家族には心配で怖いところでもあります。

この度、発熱から始まった高齢認知症の母の体調不良は、喘息病歴もあるため酸素飽和度が落ちて「肺炎かも?」と思いながらも、食事もするし、微熱程度だったので、一週間後から様子をみる期間になり、それが長かったと反省している。
背中が曲がった高齢者が肺炎になりかけたら、CT撮影ができる病院を受診することで診断が確実になるかもしれません。

  • 日頃から脱水にならないよう免疫力をアップ(トイレ回数多い人は特に)
  • 血圧ノートなど利用してバイタル測定の記録を習慣づける
  • パルスオキシメーターで日頃の酸素飽和度と脈拍数も知っておく
    肺炎の前兆を Spo2 検温 脈拍数の変化で見つけ、医師にも伝える
    【安心の日本製】NISSEI パルスオキシメータ パルスフィットBO-650(クレール・ブルー)
  • 発症後(高熱など)総合内科を受診しても肺炎と診断されない場合もある ※初期にはレントゲンに炎症が出てない
    →その後 夜間のSpo2、微熱、食欲を注視する
  • 円背者の肺炎は、CTが撮れる病院でハッキリわかる
  • 受診時の血液検査データはもらうこと(写真も撮っておく)
  • 高齢・認知症・歩行困難の人が入院すると、センサーマットor入眠剤でベッド上に半拘束となる(自前で離床対策を考えること)
  • 点滴などの医療治療が終了すれば帰宅できるように、高齢者は特に脚力低下が問題なので、入院時に退院段取りも速やかに始める(病院ソーシャルワーカー、ケアマネジャー)
  • 高齢・認知症・歩行困難の入院期間は、短い方がよい
  • 病院に入院の方が安心と思い間違いすると、QOL低下で大変なことになる場合が多い。短いほど早く元の生活に戻れる。

 

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