こんにちは。広島では、初めて連日で雪が積もりました。
さて今日は、紹介したい本と、そこに書いてあることが、これまで多くの介護ヘルパーさんに出会い、お世話になってきた介護生活を振り返って、あることに確信を得たことについてお伝えします。
そのきっかけは、昨年末に読んだ「なぜあの人は初対面で信頼されるのか」という著書の中で、特に静かな振る舞い「静」と「動」についての章が特に印象的だったことです。
静かな所作は安心させる
介護は「提供サービス」
レストランでの食事提供も『サービス』の一つです。
人と人とがあって会話だけでなく、食べ物や何かを提供される時、カチャカチャ雑音がすると落ち着かない。
そんな経験ありませんか。
特に目覚めの起床時だったら?
私は、目覚めの朝、最初の15分だけは静かにしてもらいたくて、ヘルパーの方に外の「階段を上がるところから静かに」と20年前からお伝えしてます。
しっかり目が覚めたら、うるさくてもいいんです。
私の方がよく喋ってうるさいタイプなので💦「静かに」をリクエストするのは矛盾してるのですが…笑
では静かな動きとは?
ヘルパーさんは、隣の部屋の台所で朝食の準備をする時や、オーブンレンジの扉の開閉、冷蔵庫の締め方、みんな違っています。
一戸建ての住まいで、音を気にしない生活が長いとドアの開閉にあまり気を使いません。
反対に、このヘルパーさんは、入室してからのドアの開閉、手洗い、歩き方も静かにされるなぁと初めて会った時から思う方もいます。
それは、育った環境や
集合住宅での暮らしの有無、
飲食などサービス業の経験者、
これまでのキャリアで培われた何か、
お茶を習った経験で所作を習って
静かな美しい振る舞いを意識してる方?
このようなことを聞かなくても想像できるものがあり、すると、私もすぐに相手を受け入れられるから不思議。
私の介護では、介護サービスの手順書の流れを覚えてもらい、朝食、起床を手伝ってもらったり、リフト操作、電動車椅子への移動、台所の洗い物の片付け、本当にいろんなことをヘルプしてもらってます。
流れは覚えればできることでも、静かに、それも素早く、手順を間違えず行うことは難しい。
静かに早くお願いするのは求めすぎなのかしら?と、私も何度も自問して来ました。(私も20代の頃は、仕事やってまーすー!みたいな動きでマジうるさかった💦から)
でも、「静かに」を私からお願いしなくても、障りなく、介護してくださる方がいると、素直に嬉しいなぁ、ありがたいなぁ、素晴らしいなぁ「どんなご両親で、どう生きて来られたんだろう」と正直、詮索しながら思ってしまうのも事実です。
25年の介護生活で、仕事ができる人ほど静かで早かった
私自身が介護サービスを受けるようになって、人の観察、自分自身への反省、30年たってやっと人と人の関わりやサービス業を色々な角度から気づけるようになりました。
今回、『なぜあの人は初対面で信頼されるのか』の5章にある『静』と『動』の記述を読みながら、介護ヘルパーさんへの信頼も同じだなと思いました。同時に、すぐに思い浮かぶ静かで落ち着いた振る舞いのヘルパーさんたちの姿が思い出されました。
そのヘルパーさん達は、静かで仕事が早い、「できた」人たちであり、記憶に残る人たちなんですよね。😊
不思議なことに、猫のトラベル君もチャーちゃんも、静かに動くヘルパーさんには警戒心がなく、部屋から逃げないどころか、すりよって邪魔しちゃってたような…
介護のお仕事をされる方は、時間との勝負で訪問先の家のやり方に沿ってサービスを提供。
私のように音が気になる利用者さんもいれば、静かなことを嫌って話したい人もいるようです。そこをヘルパーさんの中にはうまく寄り添われ、1つ物を取りに行っても、帰りは3つの仕事を片付けながら帰り、時間の短縮するプロフェッショナルさはすごい!の一言。
介護の仕事に「静かに、ゆっくりと美しい所作」なんて求めるのはどうよーというご意見もあるでしょうが、ベッドに寝たきり、あるいは不自由になると、自己防衛本能というものか分からないけど、人間は、荒々しい動きがとても怖く感じ、優しく柔らかいタッチで触れてもらいたいと思うもの。
人間だけじゃなく、犬や猫が年老いて動けなくなると、ちょっとした音でも怖いんじゃないかな。自分でさっと逃げられないから。
静かでゆっくりした動きは調和と安心をもたらす、と私は思います。💕
山本洋子氏と2冊の著書について
山本洋子さんは、元JAL国際線チーフパーサーとして25年間のキャリアを持ち、現在は人財育成コンサルタントとして活躍されています。
彼女の著作は、ビジネスや日常における信頼関係やメンタルの重要性を説き、多くの読者から支持を集めています。
最初の著書『どんなストレス、クレーム、理不尽にも負けない 一流のメンタル100の習慣』では、過酷な状況下でも心と体を整えるための実践的な方法を紹介。
職場や日常で感じるストレスを乗り越えるための具体的なヒントが詰まった一冊です。
最新刊『なぜあの人は初対面で信頼されるのか』では、初対面の場面で信頼を得るための秘訣を中心に具体的な例を挙げながら解説されていてわかりやすいです。
第一印象の重要性、相手の心をつかむ方法、観察力や礼節の徹底など、即実践できるテクニックが数多く掲載されています。
特に、「3秒で相手の心をつかむ微笑みの法則」は、日常でも取り入れやすい。私個人は、この投稿に書いたように第5章の『動』と『静』が信頼の決め手になる、この部分が特に『なるほど〜』と、介護のことを思い出しながら納得しました!
山本洋子さんの著作やメディアでの発信は、ダイヤモンド・オンラインをはじめとする多数のメディアでも取り上げられ、ビジネスパーソンやリーダー層に大きな影響を与えています。
彼女の経験と知識が詰まったこれらの本は、信頼関係の構築や自己成長を目指す方にとって必読の内容です。