早朝、転倒してケガ
ヘルパーさんから母が座敷で仰向けに倒れて、手に出血怪我をしているけれど意識はある…と、朝8:30分に起こされて報告を受けた。前日、ワタシは野球観戦に出かけて爆睡中。
寝ぼけた頭でどうすべきか考える。
発見者は私の介護のヘルパーさんで、母のケアーはずっとは行えない。
そこで次にしたこと。
兄家族に連絡を取り対応してもらうことだった。
私がベッドの上にいて対応ができないのと同じように、遠隔介護=離れて住んでいる子供の場合も遠方の一人暮らしの親の転倒事故を知っても「できないこと」もあるが「できること」もあるはず。今回のうちで起きたことを情報共有したいと思うので記しておきますね。
誰かがディレクターになる
緊急時「誰かに」「どのように連絡するか」と考え、その場にいなくても、その後どうすればいいかをディレクション方向を伝達しなければいけない。
介護保険も救急時も 親の介護について全般に言えることは、キーパーソン・家族代表はどなた?ですか?となるので、決めておくこと。
訪問介護・介護保険では、ヘルパーは救急搬送で同伴できない
自費対応:自費でも救急対応が難しいと思っていた方がよい。(人員不足)
救急隊から同乗者を求められる→
既往症、救急要請までの経緯家族連絡先などを伝える
搬送先の病院での検査結果、治療方針は家族に伝えられる
ゴールデンウイークの真っただ中にアクシデント。(>_<)
とりあえず、甥が救急に電話をして相談してみることにした。
そこである程度の質問に答えて、対応を検討してみると言う方法もありだと思う。
仏間で仰向けになって手首や腕から出血。
肘から手首まで深い切り傷 皮がむけて血は凝固したものもあり...
08:30発見。
朝6時頃、転倒か? 本人は受け答えはできる。
「脚が使えない=立てない」「転んだんじゃない!」とか二転三転。
認知症・90歳
起こそうと思っても起こせない、あるいはどこかを打っているかわからない高齢者を起こすのはやめたほうが良いとの事。
救急車が到着した後、仏間に横たわっている母を起こすことができないようで、ツルツルシートを身体の下にしてフローリング床をズルズル引っ張るような形で運ばれて戸外へ。昇降機が私の車椅子用にあるので、それで降ろしてもらったようだ。救急車の中でバイタルチェック。救急搬送かどうか、そこで判断を下される。
母の場合は、骨折・心電図が引っかかって搬送となったんじゃないかと推測…
救急の整形外科に運ばれ出血した所を処置してもらった。幸いなことに骨折もなく昼過ぎに帰宅することができた。ホント良かった!
介護マネジメント
・母の非常時のカバン(保険証等が入ってる、お金も少し入れてある)
救急車で同乗する甥に渡し、薬の手帳があることも伝え、水分ボトルも入れるよう指示。携帯を持っていくこと
・休日・救急料金が取られるので、治療費+5000円以上は必要と思った方が良い。
ケアマネジャーにメールで連絡
介護キーパーソンは介護マネジメントすることも必要。訪問介護を受けているなら当日の介護事業所への速やかな連絡を。
母の朝のサービスがキャンセルになり、ケアマネジャーにメールで連絡しておく。後の経過も報告する必要あり。
休日中のケアマネへの連絡はメールが良い。土日祝日は勤務外
当日のお昼前の母の介護サーヴィスがあれば、本人不在のためキャンセルになる。
母の救急搬送の後、私はすぐに母の介護サービスの責任者に 電話連絡して状況を伝えた。昨年の私の骨折ハプニングの時も大変お世話になったが、的確な判断と行動力がある頼もしい生協訪問介護の管理者と相談して自費契約に切り替えて通常通りの訪問サーヴィスにしてもらった。
理由:帰宅後の母の食事準備と出血で汚れたところの清掃などがあるため。
このように緊急時やイレギュラー対応について、すぐに次はどうするか、決めなくてはいけないことがある。誰かが介護キーパーソンになって介護マネージメントすれば事はうまく進んでいくはず。
まとめ・反省点
- 高齢者の転倒・ケガは、動かさず状況把握(バイタルチェック)
動かさない - 119救急搬送要請では、正しく状況伝達。指示に従う
- 保険証など緊急時のカバン袋の携帯を忘れない。置き場所の決めごとを日ごろから周知徹底
- 救急車に同乗する人は、携帯・お金も忘れずに!(今回お金が足りなかった)
- 入院しない場合、帰宅は、お迎えかタクシーとなる (靴かスリッパ必要)
- 円背高齢者は、仰向けになった時、枕を高く(エアクッションあれば携帯)
- 介護マネージメントは、保険証や持参すべきものを指示。利用中介護サーヴィスの事業所とケアマネージャーへ速やかに連絡すること。
- 治療後の服薬や重要伝達事項をケアマネや在宅介護事業所やヘルパーへ報告。ノートやホワイトボードなど。
我が家で長年利用中のクッション
タクシー、病院で車椅子を利用する際、とても役に立ちます。
滑らない生地とコンパクトなところが利点
空気を抜いた状態でバックに入れておく
その後の様子
骨折してなかったのが幸いでしたが、裂傷の手の治療で受診中
2度受診して、次の受診でまだ治りそうになければ、近くの皮膚科で診てもらおうか思案中。
・大きな病院での待ち時間の長さ
・遠いこと
・高齢者のキズの治り方はゆっくり(あと何回行く?)
・風邪をひいてしまった
慣れない外出で疲れたのか、水分摂取が足りなかったのか、冬は一度も風邪をひかなかった母が喉・咳風邪をひいた。
心肺機能が低下している高齢者は、家で休息するほうが、キズの治りも早そう。
高齢者の医療機関受診は、全体の様子を見ながら決めていくのもありかなって思う。