私が元気になったきっかけ、それは韓流イケメン追っかけだった。
今だから言えること、それは引きこもりの突破口は何でも良くて、本人の心が1ミリ動くならクレイジーなことでも良い。
チョインソン主演の映画「安市城」が、7月に日本で劇場公開された。
8月末に神戸で公開されることを知って、同行ヘルパーさんの都合が良ければ短時間滞在でも行きたいと思い、事前準備としてリサーチ開始。
車いす利用の新幹線乗車、旅行先での介護タクシー、時間の配慮の仕方などを紹介したいと思います。
車いす旅行の前に必ずしておく事前準備と予約
簡単な流れとしては、以下の3つ
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1新幹線の車椅子利用の座席確保>介護タクシー予約
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2目的地のバリアフリーチェック
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3ご当地グルメの楽しみを1つ
具体的な電動車いす利用の事前準備と、私の手順書
私は先ずデスクトップにメモを作成。
タイトルは「Insung20190831KOBE」このようにして残します。
出発前にスマホへ送信、複数印刷して同行者と自分用の日程表とする。
①新幹線の時刻表をインターネットで調べ、往路復路とも、第一希望・第二希望まで決めておく。
メモ帳などに、必ず乗車時間、列車名、到着時間を書く
◎20:52-22:00 68分 新幹線 のぞみ57号(N700系)(博多行)
21:18-22:34 76分 新幹線 のぞみ123号(N700系)(広島行)
◎は、第一希望の印
二重◎、あるいはNo1とか記載するのは、数年後に見ても行動がわかるように。
②新幹線駅までの移動手段 : 自宅から電車か自家用車、介護タクシー
介護タクシーに乗るならば、予約する。その時に①番の候補②に変更があることも伝えて大丈夫か確認する
③介助や同行者が必要であれば、同行ヘルパーの方達の都合も確認。
大まかなSKDを伝え依頼する。早めに希望日と時間をお伝えして、SKD調整の期間を作ると、この時間帯は大丈夫とか、都合が良くないと返答がある。その後アジャストしていく。
④新幹線の個室「多目的室」の指定席を希望。JR電話予約を通してリクエストする。
その時に①で調べておいた希望列車の第一希望、ダメならば第二希望は…と言う言い方をして伝えておく。ひと月前から予約可能。早いと座席確保しやすい。
乗車駅の方から確認の電話がもう一度入ってくるので、その時も間違いがないか〇月〇日、何名で旅行するか、乗車区間を確認しながら答えると間違え防止になります。
※個室を利用であれば障害者手帳の一級かどうか必ず聞かれる
JRおでかけネットに、お身体が不自由な方へのwebサービスがあり、そこから「多目的」オープン席の予約も可能。
⑤新方の幹線の方からお席が確保できたと連絡があれば確定。その時に支払い方法も聞かれる。
私はいつもみどりの窓口で当日乗車前に購入するようにしています。クレジットカードか現金払いか・・・(クレジットカードでマイルをためる)
現金払いの場合、旅費とは別の交通費として別財布で用意して切符購入した方が良いです。理由は、旅行中は散財しまい、思った以上に現金を使い、ATM手数料まで払うことになるから。デス!
⑥新幹線の時間が決まったら、到着時間もはっきりするので、次は旅行先の手配。
今回は神戸で時間がないための移動手段を介護タクシーにした。
インターネットで検索する際、電動車いすなど大きな車椅子の場合は、乗れないこともあるので、確実に乗れるリフトワンボックスのタクシーがオススメ。【必ず写真でも確認すること】
帰りの時間も、お迎え場所と何時には必ず〇〇駅に到着したい旨をはっきりと伝えておく。
不慣れな土地の場合は交通事情が分からないので、新幹線の乗車時間より25分ぐらい前には駅に到着する方が良い。介護タクシー運転手の方の助言をうかがって、迎えの時間を決める。
⑦神戸の映画館に電話して、バリアフリーを確認
シネマKOBEさんは即答で「車いす大丈夫ですよ」とおっしゃってくださった。
エレベーターに乗れないかもしれない・・・車椅子スペースはありますか?と不安な声で再確認したところ「問題ないです」ときっぱりと話されたのでホっと。
【写真でも確認する】
Googleマップなどで場所と映画館の入り口など段差がないか、写真を探して調べて自分の目でチェック。これは障害者と介護ヘルパーガイドのお仕事人には外せない事前準備かと。
土曜日の午後4時ぐらいに新神戸に到着、夜9時前には新幹線に乗りたいとなると、滞在時間がとても短い。
16:00新神戸
17:25「安市城-19:50
20:30新神戸に着いていたい
22:00到着 -22:40自宅
新幹線に乗って映画だけを見て帰るのも味気ないので、何かおいしいものがないかリサーチをしてみたところ、映画館の近くに大衆中華「来来」があり、その店はニンニクそばが名物らしい。なんかおいしそうな匂いが…
自慢じゃないがこういう嗅覚はドンピシャで当たる。ここでテイクアウトして帰りの新幹線の中で食べようか、などと考えるだけで楽しくなった。
事前準備として新開地「来来」と言うお店に電話して、テイクアウトもオッケーとのことで頭の中のシミュレーションはバッチリだ。
しかし残念なことに開店は17時から!…
映画は17時25分に始まる…、そこで介護タクシーの方に映画終了後のお迎え時、事前に注文したものをピックアップしてもらって私たちを迎えに来てもらうことにした。「いいですよ」とP/U快諾してくださった。スマイリーさん、ありがとうございました!
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新神戸からワゴンタクシー利用
「ケアステーションつばさ」では、兵庫県神戸市周辺の障がい者の方々へ向けた、居宅介護・重度訪問・同行援護・移動支援を行っております。「介護タクシースマイリー」では、1人で公共交通機関を使っての外出が難し ...
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⑧商売の邪魔をしてはいけない 大衆中華「来来」
グーグルマップで「来来」をリサーチした際、繁忙時間が19時20時だったなと。
そこでA4用紙とマーキーを出かける時に持って行き、ヘルパーさんにわかりやすいオーダー表を書いてもらった。
4つの袋の絵の中に、
ニンニクそば+餃子
ニンニクそば +唐揚げ+餃子
ニンニクそば2つ 唐揚げ+餃子
唐揚げ3つ 餃子1つ
ニンニクそばと餃子は、もちろんドライバーさんへのお礼のプレゼント。後で「神戸に住んでいるけど、こんなお店あったんですね」なんて言われるほど車内はニンニクプンプン美味しそうな匂い。!(^^)!
目が丸くなるほど美味しくて再訪したいと思ったヤミツキにんにくそば
⑨CinemaKOBEはバリアフリーもスタッフも最高!映画を楽しめる館
映画はもちろんのこと、シネマ神戸の映画館めっちゃよかった。昭和の香りがする映画館は、電動車いす利用でも楽々で入ることができ、入ってすぐ劇場に入れる動線が短い映画館。
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<strong>毎日2本立てで、選りすぐりの話題作や神戸未公開作品を上映</strong>
2本立上映
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別の女の人に車椅子スペースのことなどをうかがったり、
斜め前にある薬局に行けば、食材がいろいろ豊富にありますよ…と。
通常映画館で買うものしか映画館には持ち込めないのに、太っ腹というか本当に心広い。そんなところがとてもとても気に入って嬉しくなった。
ひざかけ、椅子、自動販売機、喫煙ルーム、1Fにあるスクリーン
心地よく映画鑑賞できるよう至れり尽くせり。サーヴィスマインドが素晴らしい!
上映開始まで時間があったので、私たちはスギ薬局と言うところに行ってアリナミンV、(イチ押し映画、寝てはいけない)お腹が空いたのでプロテインザバスも購入。
それで映画館に戻り…スクリーンがあるドアは開いていた。すぐに広いスペースがあって安心した。車椅子の人が1人だけでなく3席は入れるようになってるところが嬉しい。
これまで、邪魔にならないで鑑賞できるかな?と、ハラハラドキドキしながら映画館に行っていたが、日本国内の映画館でこんなに楽に見れるところは初めてかも。