about-me⓷父からの宿題
私の父は乞食のような人で、格好も人の目を全く気にしない偏屈田舎親父だった。思春期、そんな父を恥ずかしいと思ったりもした。
東京の大学に進学したいという娘の希望を渋々受け入れ許してもらったので、学生になってから、親が所有する土地賃貸案件について「これマズイんじゃないの?」と、父にはなかなか意見できなかった。
しかし、どうにも心配になり、ある日その件について意見すると「娘の分際で」と酷く怒られた。私はその日から、二度と不動産のことについては父と母に言わないと決めた。
それから二十年経ち・・・
帰郷して父を看送り、十数年経ってから「学生時代にマズイんじゃないの?と親に意見した土地賃貸」の契約解除をしようと調べあげた。それにかかる弁護士と更地整地費用の金額を知って、た・ま・げ・た@@
子供二人の大学費用と仕送りが、どれだけ大変か、今なら想像できる。
「(仕送り)娘の分際で」と怒った父の心知らず…
子供二人への仕送り中はかなりの収入が必要で、減収になる賃貸契約解除は言えなかったのかな?!と思った。
誰もが諦めていた
うちには、その"取り戻せない”と家族全員が諦めていた貸地が昨年まであった。
私は帰郷後、慢性関節リュウマチで車椅子生活・引きこもりが長く、その貸地を見に行くこともなかったのですが、韓流ブームに乗ってソウルまで行けるようになったある日、数十年ぶりに貸地場所へ行って驚いた。
まわりは集合住宅や一戸建ての閑静な住宅街になっているなか、ポツンと倉庫がひとつだけあった。
若い時に両親の不動産については一切口を出さないと決めてからは、父が亡くなった後、母がアパート賃貸料の滞納があっても、それを受け入れているなら、それは母の徳積み。
母娘も十分生活できているし、邪魔をしないでおこうと割り切ってました。
しかし、さすがに諦めていた土地がらみの貸地の賃料滞納だけは、額が半端なく大きく、見過ごせなかった。亡き父に代わって私が決着をつけることにした。
貸地を裁判で取り戻す
訪問介護生活で、しかも重度...PCに向かう時間は毎日夕食後3時間だけ。これが私の日常生活。
インターネット検索で裁判事例を調べながら、弁護士とのメールやりとりを1年続けた。
裁判所にも行って…
書類を見ながら「もうおとうちゃんは…」と恨み節の連続だった。
裁判官は相手よりかな~もうダメかなぁと思った裁判終盤、キラリと一縷の望みが出てきたのだ〜☆彡
双方の親の代から始まった賃貸契約は、和解金を支払うことで、なんとか決着でき、父が残した宿題の土地を取り戻すことができました。(貸す側は弱いですよ)
裁判所では、車椅子・障害者に柔軟に対応してもらえたので問題なかったです。介護を受ける身でも、工夫や弁護士の方の理解と協力を得れば(メールのやりとり)裁判は、何事も"諦めない” 実践として、私に大きな自信と喜びをもたらしプラスになったと思う。
それなのに・・・
緊張が取れホットした春、なんだか身体がだるい・・・
疲れが出たのか、その後一年間にわたり体調不良の日が続いた。すっかり体の自信を失って家に引きこもることに。
自信を失ったのが幸か不幸か、
「今のうちにアパート建設をしておこう!今しかない!」
ネットで資料請求したところ速攻で連絡がきたのでモデルルームに観に行った。
すると、スロープがちゃんとエントランスの階段と併設されているじゃないの@@
気分よく感動のまま契約しちゃった(笑)
もうーおとうちゃんったら!!なイワクつき土地に2棟のアパート建築(2017)
アパート名に父の名前の2文字をうまく入れこみ、私がいろいろ思いだせるようにしておいた。(^_-)-☆
母と私の思い
アパート建設の時、
楽ではあ
それが少し不満でした。
外壁タイルの色は、母に2者択一方式を繰り返して見せて、この色が好きなんだなってわかった色に決定。
このアパートが30年経っても、母が選んだ外壁のままでありますように。
今の時代、金利が安くてもアパート経営はたぶん...利益は出ないでしょう。
アパート建設、それも(
と言うのが一般的なんですが
私は業者の提案の逆方向で賭けに出てみようと決めた。
ダウンライト等の照明、外構の高級感、それと植栽。
考えて想像する作業が大好きだ☆彡
お部屋の出来上がりをイメージするだけでわくわくするタイプ。
こだわったのは、ダウンライト等の照明、外構の高級感、それと植栽。
なぜなら、土地とアパート全体の資産価値をアップさせるのは、外から見た目。それが大事!
確かに剪定にはお金がかかるので、どんな植木を選んだら剪定作業しなくてすむか、
らくらくオススメ樹木はスカイペンシル。
(横には広がらず、上に向かって1年間で10センチしか伸びない。
地域で同じようなアパートを作ってもしょうがないと言う考えのもと、ダウンライトを使用して高級感を出したいと私が譲れなくなったあたりから、営業担当者との会話が弾まなくなったりもした。
仕方なく、友人のインテリアコーディネーターの助けを借り、ダウンライト図面を施工会社に送付して初志貫徹したのでした。
しかし、アパート完成後にコーディネーターから
「Rieちゃん、埋め込みLEDは大家もちよ。一斉取り換え、修理維持費のお金も大変かも・・・」
ガーン(汗)
設置数を数えるのを止めて、願わくば単価が半減しますように!と祈ることにした。
私自身が今の住居・古民家を改築するとき、
ピク
入居者が住む空間が、ワクワク😆
おかげさまでアパートが完成しない内に入居者が決まってホットしました。ありがたいことです。
緑があって引っ越して来た方々が、落ち着いて長期にわたって住んでもらえばうれしいですし、私の地域アパート分析とスタイリッシュな空間付加価値つきが、目論見通りになるか、私もわくわくしています。!(^^)!