今日から9月1日、「長月」で秋の情景が浮かんできますね。と言っても台風一過でカンカン照りですが😊
さて、8月は月初めにメールマガジンで遠隔マネジメントの講座を配信したり、オリンピックをテレビで見て寝不足になったりであっという間でした。
そして8月27日締め切りのビジネスコンテストへ応募しようと思って7月から少しずつ準備をしていました。
応募のきっかけは友人からのメッセージ
同じ広島出身でPR塾のセミ同期として知り合った阪本裕子さん、通称「ゆうこりん」。実は私たち、同じ広島女学院の中学・高校の出身なんです!この偶然もあり、ずいぶん年齢は違うのですが、とても親近感が湧きます。
彼女の存在は私にとって大きく、精神的に頼りにしている仲間です。彼女が持つ繊細な感受性と、人の役に立つことに敏感に気付くセンスは本当に素晴らしいのです。彼女の周りにいる人々も、みんな彼女のことをそう思っていることでしょう。
昨年の秋には、彼女が所属する「お稽古ドットコム」主催のイベントに参加しました。このイベントでは、著名な星渉さんを広島に招くというビッグイベントを見事に成功させました。その成功の裏には、ゆうこりんの徹底した準備とプロモーション、全てを段取りする力があったのです。彼女はわずか3か月で250名を集客し、企画から運営までの全てを取り仕切る実績。さらに、6か月の間に女性ビジネス誌への掲載サポートを2名分達成するなど、多岐にわたる活躍をしています。彼女自身が「人と人、社会と情報を繋ぐひと」と自己紹介しているように、そのネットワーク力と行動力には目を見張るものがあります。😊
お稽古ドットコムは、法人向けの仕事でスケールアップを目指す女性たちを講座を通じて支援しています。このような活動に携わる彼女が、「#第8回 中国地域女性ビジネスプランコンテスト SOERU」の情報をいち早く私に伝えてくれてとてもありがたかったです。
事業計画を見直す。「ファミリーケアナビ」
早速応募を決意したものの、正直なところ準備が早くから整っていたかというとそうでもなく、大汗をかきながらのスタートでした。
SOERUの募集要項には、他のビジネスコンテストに応募した企画でも良いと書かれていたため、3月に開催された「I'meビジネスコンテスト」に応募した「ファミリーケアナビ」を応募することにしました。このコンテストで幸運にも最優秀賞を受賞し、その後、特典として3か月間のコンサルを受ける機会を得ました。
ショートロードマップのステップ1として「ホームページ作成」「メールマガジン」を目標にしていました。8月までに予定通り終わっているので、次のステップに取り掛かっています。
背景と鮮明なビジョン
私は「ファミリーケアナビ」のプラットフォームをより強固なものにするため、コンセプトを一から見直しました。
私が「ファミリーケアナビ」を発案した背景には、個人的な介護の経験が深く関わっています。慢性関節リウマチを患い、要介護5の状態で、認知症の母を介護マネジメントし、社会の変化と介護保険制度の変容で、私自身も介護難民の一人として数多くの苦労を経験してきました。
(ヘルパー不足、土曜日日曜日のサービス提供が休み、身体介護ができるヘルパーの減少)
私は父の在宅介護、自分の病気の進行で介護保険を長く使っているので、情報知識と経験が積み上がっていたので母のダブル介護も大変とは思わないでやることができました。
しかし、介護全体の様子が良くなっているとは思えないため、離れて住んでいる人、老老介護、「介護保険があるからなんとかなる」と思っている人たちは、どうするのかしらと思い始めたのです。介護される側からの視点と思い、サービス提供側からの要望や苦悩を間近で知っているため、全てがみんなが最低限のラインでうまくいく方法を長い間考えてきました。
このような経験から、社会全体が介護予防に取り組む必要性を強く感じました。介護保険も申請で初めて使える申請主義のものです。申請しなくても社会全体、つまり一般常識として当たり前にしていく何かが必要だと感じました。その結果、介護に直面する家族が早期に準備を進め、予防的に取り組むことを支援するサービス「ファミリーケアナビ」を考案するに至ったのです。
「ファミリーケアナビ」のビジョンは、家族や介護者が早期に介護の準備を進め、予防的に取り組むことを支援することにあります。
資本主義の世の中では、経済などの目標や目標数値、効果検証、が行われます。でも、介護予防の視点では効果検証されてないんじゃないかと思っています。もっともっと個人と家族レベルが将来の介護難民リスクに対応するようにした方が良いと思います。
誰でもできる介護準備とマネジメント
介護のことは遠い先のこと、自分の身にすぐには起きないからと思いがちです。その時はその時と思うのも自由ですが。しかし、まるで異国にいるかのように介護の世界に身を置くことになると、何から、何を、どうアクセスして、自分の困りごと家族の困りごとを解決すれば良いか、その時の混乱とストレスは想像以上のものとなる可能性が高いです。
私は、介護は100人いたら経済状況も家族状況も違うので100通りあると思いますが、ベーシックな本当に大事なことだけを抽出して個人や家族だけでなく社会全体にとっても良いことは何か、その点からファミリーケアナビを発展させていきました。
終末期、理想的な介護となるために
親のこと、パートナーのこと、家族のことをどれだけ知っているか、そこが一番の鍵になります。母の介護の特にターミナルチェアでは、医療関係者や介護関係者も本人の代弁者の家族の意向を重要視し「どうされたいですか」と必ず聞かれます。
お任せします、とならないために、家族は互いに情報シェアしていく必要があります。そうすることで直接介護ができなくても、チームとしてマネージメントにより介護に関わることもできますから。1980年代は3世代家族が5割以上だったのに対し現在では単身者及び老夫婦だけの生活世帯が増えています。
このサービスでは、病歴や人生履歴、介護に関する情報をデジタル化し、家族全員で意思確認を行うことで、より効果的なコミュニケーションを図ることを目指しています。これにより、介護の負担を心理的にも経済的にも軽減し、質の高いケアを提供することが可能になります。
さらに、このサービスを通じて、家族が主体的に介護を管理できるようにし、家族の尊厳を守ると同時に、社会全体で介護の早期準備と予防に取り組むことが当たり前の風潮を築いていきたいと考えています。これが私の提案であり、願望です。
ここまで熱く語ってきましたが、この度のビジネスコンテストへの応募に書き込んだことです😊
介護準備として家族のことを知っていきましょう
今回のビジネスコンテストの応募用紙を書きながら、私自身が持っているビジョンへの思いをさらに深め、実現に向けてブラッシュアップを図ってきました。
締め切り間際のギリギリ応募となりましたが、ゆうこりんが情報を教えてくれたおかげで本当に感謝しています。
これからも、新たな挑戦や出会いを大切にしながら、ファミリーケアナビを通じて多くの人々に価値を提供していきたいです。
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