高齢者の調子が良くない時、どのようなバイタルサインを重要視するか考えた時、
・体温 検温
・血圧 測定
・SpO2酸素飽和度
インフルエンザや肺炎の疑いを予見することもできます。
高齢者や体調をチェックする必要がある場合、パルスオキシメーターを使って在宅で家族ができる介護のことをまとめます。
酸素飽和度って何?
SpO2はoxygen(酸素)のsaturation(飽和度)のことです。
酸素飽和度とは、動脈の赤血球中のヘモグロビンが酸素と結合している割合を示したもので、正常であれば96~99%の値を示すとされています。
バイタルチェックに欠かせないパルスオキシメーター。
パルスオキシメーターの使い方
気管支喘息や肺炎などの呼吸器系の疾患
息が苦しい、呼吸困難、酸素が不足している状態になる場合、パルスオキシメーターを使うと酸素飽和度と脈拍がわかります。
状態把握、変化の気づきが早い!
パルスオキシメーターはどこで購入する?
ネット検索すると、安いものから超お高いものまであります。
我が家では、最初は1万円以内の製品を購入しました。数年前の肺炎入院の時に。
身体介護の時に、血圧と体温、酸素飽和度の3点を記録しています。
インターネット
5月下旬に高熱が出て以来、母のSpO2の数値が96→92→80台・・・下がってしまいました。
よくないな〜((+_+)) と心配していたところ。
大きな病院でCT撮って判明しました。やはり肺炎でした。
それまでは、母に口頭指示しながら指にはさんでパルスオキシメーターの小さなボタンを押すように言ってもボタンが小っちゃいためワカラナイのです。>0<
そこで考えました。
ボタン操作なしなら母でもできる!だろうと。
ネット購入して2つ目が届きました。
【安心の日本製】NISSEI パルスオキシメータ パルスフィットBO-650(クレール・ブルー)
数字の表示も大きく、指にはめるとすぐ酸素飽和度と脈拍が出てラクラクです。
パルスフィットBO-650 レビュー
買って良かった!と思ったこと
- 認知が衰えている人でも、はめて直ぐ数字を読める
- 数字が大きい(読みやすい
- 指から離しても、数秒は表示されたまま。
生産国 | 重さ・形状 | 動作 | 価格 |
日本 | 明るい色・夜間目立つ | はさんですぐ感知 | 14450円 高め |
買い替えた理由は?
介護ヘルパーさんならば、ボタンを押してスタートできます。
目や手先が不自由になると、ちょっとしたことが面倒だと感じます。
指に装着するだけで測れるのは、便利ですね。誰でも使いやすい!
子供や高齢者、体調不良時でも計りやすいと思ったからです。
ポイント
指を入れるだけで起動 バックライトも点灯。
数値の表示も大きく見やすい。
指を抜けば数秒間数値が表示された後、電源が切れる。
デメリットもある
セルフでする時は自分の方に指先を向けて数値を読む。
脈拍数も重要なバイタルサイン測定
酸素飽和度と脈拍数が表示されるパルスオキシメーター
注意
心拍動が手首などの動脈に伝わり、脈拍として感じられます。
心拍数は心臓の拍動、脈拍は動脈に伝わった拍動数のことです。
脈拍数が多すぎても少なくても異常ですが、年齢や状態の変化などによります。個人差があるため日頃から自分の平常値を知っておくと良いでしょう。
運動やトレーニングでも使う
パルスオキシメーターは、病人や高齢者だけでなく、健康な人が運動するときや登山、トレーニングの前後に使用されます。
トレーニングにより強健な身体にすれば、呼吸も心拍数も変わってきます。
ロードバイクで楽に速く走りたいとか、高地登山なども、呼吸法や低酸素トレーニング次第で慣れて楽に酸素を取り入れられるようになるため、酸素飽和度を測定します。
まとめ パルスオキシメーターのオススメ
高齢者医療だけでなく、トレーニングなどで酸素飽和度と脈拍数が簡単に測定できるパルスオキシメーター。
パルスオキシメーターは、6000円〜13000円のも、5万円以上するものまでありますが、高齢者介護や持病があって、バイタルチェックの一つとして誰でも家庭でできることが利点です。
高齢の母は喘息だったため呼吸器が弱く、以前肺炎になった時に7000円くらいのパルスオキシメーターを購入し、在宅介護時に体温・血圧・SpO2をノートに記入してもらっています。
今回、熱が出た後に酸素飽和度が落ち下降していった時、指をはめると自動でONになるパルスオキシメーターに買い替えました。最初から日本製で簡単な自動スタートの製品にすればよかったと思ったほど満足しています。
購入を検討している方は、少しお値段が高くても精度が良いものをおすすめします。
日頃の数値を知っておくことも大事です。早く察知でき、医師に診てもらう時に「通常は○○」と伝えることもできます。
SpO2(酸素飽和度)パルスオキシメーターは、今や医療機関だけのものだけでなく、高齢化社会の在宅介護では体温計・血圧計と一緒に持っていても良いでしょう。