介護

高齢者や病人の体温調節、春から初夏は要注意

高齢者の体温調節

やっと花が咲き始め、幸福感いっぱいな明るい春がやってきました。
例年通りの生命感あふれる自然の風景。でも私達の世界は2020年・東京オリンピックも延期され「新型コロナ」で一変。

家の近くにあるアパートの小さな春。
2年前に植えた黄色いチューリップが今年も咲き、球根を放置しても予想以上に大きくて感動。
ピンクのハナズオウも若葉もきれいでした。


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春先に注意すべき高齢者の体温調節

昼間の気温は高くても、夜から朝の気温が低い場合が多くて油断できませんね。

また、太陽があたる屋外は暖かいのに室温が低く、湿度も低かったりします。

そういう時、高齢者や病弱な人は要注意。

体感温度の差

健康な家族や介護ヘルパーは 暖かく・暑いと感じる
ずっと座っている高齢者や車いすに乗っている人は、そうでもない
むしろ体は
冷えていることが多い

これは、私が車椅子に乗って日頃感じていることなので、よく分かります。


動かない体は筋肉も使わない
血流が良くないので体は冷えて特に下半身が冷たくなります。

高齢者は冷えていること、寒さ暑さに鈍感。自分から言えるなら良いが、寒いと感じた時は遅い

歩くときにちょうど良いズボンの長さは、座ると足首の上が少し空いてしまう。

うちの母も短いソックスでズボンの裾が上がって寒そう〜って時があったり、高齢者施設で車いす利用の叔母の足元が丸見えだったり、介護者の目が足に向かないので要注意です。

長い靴下はあるのに、です。介護マネージメントで「足元を温める」と事業所へ指示伝達をして意識してもらいます。

危ないから素足でいる場合、足首までのレッグウォマーで対処。ほんの少しの配慮があるかないかで、感染リスクは下げられるのです。

 

洋服・下着・靴下・首元で保温

ずっと座っている人が着る衣服は、思う以上に温か目がちょうど良いです。

認知症の母は、早朝起き上がってまた横になった時、布団をかけ忘れています。

布団をかけないことを予期して、服や首元をどうするか、です!(予見が大事!)

動きがない人高齢者の体温調節の仕方

・足元は長い靴下 足首はレッグウォマー、首はマフラー・スカーフ首元を温めること。

・床暖もしくはヒーター、足先だけでもこたつ. ペットヒーターマット

 

体温アップ・免疫力アップの食事

・血液検査等で貧血ならば(アルブミン数値が低いなら)タンパク質の卵やお肉などを増やす。

・エネルギーを補給できる炭水化物、油の摂取
食べないより何か食べた方が良いので献立の工夫をすること。
うどんなら肉うどん、天ぷらそば(そばは身体を冷やす食品)

ご飯類なら卵や野菜入りの雑炊。
食事量を減らさないようにすることで体温アップしましょう。

・ねぎ ショウガ にんにく なつめ(うちでは必需品)ごま 料理に使おう!

・発酵食品 腸内環境を良くする食品

まとめ 高齢者の体温調節

・真冬の寒さから少しずつ暖かくなるときに洋服の調整が難しい
・ベストや薄手上着、下着のシャツをいきなり薄くはしないこと
・介護ヘルパーや家族の体感温度と高齢者とでは違うので注意すること
・首 足元を温めて体温を上げる


・冬眠していた体が緩む時、発汗するようになるので水分補給は絶対必要
・肉 たまごなどタンパク質の摂取と油類もエネルギー源なので積極的にとる(体温UP)
・献立の工夫 素うどん×より 肉うどん△ 天ぷらそば△
・果物は身体を冷やすので高齢者は少量
・薬味を積極的に使う  ねぎ ショウガ にんにく
・痰が多い時は さらに水分補給

昨年私の母が肺炎になったのも5月でした。
暖かくなって暖房もいらないなぁと思った頃が要注意です。

免疫を上げるには室温湿度に気を付け、体温を高く保ちましょう。

やはり食事と睡眠と脱水にならないこと、個人的には思っています。

今年の新型コロナ流行で手洗いやうがい、体に気をつけるようになっていますが、逃げられないなら(いつかは感染)体調良いように過ごすしかないです。

母の体温は 36,1-36.7
Rieの体温は 36.4-36.8

現在、介護事業所の訪問ヘルパーさんは会社に毎日体温を報告してるそうです。

私もサーヴィス前に検温しています。

36度以下の場合、糖質過多、タンパク質不足、貧血気味の傾向があるので、食事を意識しましょう!

肺炎を事前に予測

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数字の表示も大きく、指にはめるとすぐ酸素飽和度と脈拍が出てラクラクです。
新型コロナの感染拡大の今、在宅で自らデータ収集することも大事。
昨年の母の肺炎時、大活躍したのでお勧めです!

皆さまどうぞお身体ご自愛くださいませ。

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