介護 母の介護

認知症、留守中の予測不能な出来事。

訪問介護を受けている私は、旅行に出かける朝、今回こそ余裕をもって出かけようと毎回思うのですが…なぜかバタバタと出かけるようになってしまいます。これまでゆとりを持って家を出たことは…ほとんどないような(汗

先週末、いよいよ出発って時に、「じゃあ、お母さん行ってくるね!
と言うと、「どこに行くの?
ガクッ 昨夜した旅行の話は何処へ…(;'∀') 

認知症の母とわかっていても、マダラまともな時もあるから、つい期待してしまうのでしょうね。

母に旅行に行ってくることをゆっくり丁寧に告げ、昇降機で降りようとした時、ヘルパーさんが気になることがあって室内に戻ると、母が私はどうしとったらいい?」と不安そうに聞いたらしい。

「次のヘルパーさんが直ぐ来るから、ベッドに行って寝とってねー」と指示したとの事。(ナイス対応☆彡独り転倒が怖い)

それを聞いて少し心配しましたが、次の訪問介護ヘルパーさんの到着まで長くはなかったので、気持ちを切り替えて出発。

留守の間は、朝、昼、夕方、真夜中の3時の訪問介護とし、介護がない間は、兄、甥、姪に様子を見るよう頼んでおいたので安心して出かけられました。今は認知症になってしまった母ですが、甥が乳児の時から保育園の送り迎えを母が自転車てしていたこともあり、おばあちゃんにはとても優しく、いつも留守中の見守りを受けてくれるので私も助かります。

旅行中、今回はアクシデント連絡もなかったので、旅行をエンジョイできました。母の介護ヘルパーの方々、兄家族にも感謝です。

留守中のハプニング事例を次回対策に

しかし、実際に帰ってヘルパーさんから留守中報告を聞くと…

1、真夜中の03時に、テレビ、ダウンライトも全てつけ、食卓テーブルに座っていたそう。(いつもは爆睡中)

2、翌日も03時、ヘルパーさん、家に鍵がかかって入れず…

慌てさせてしまったようですが、以前から決めてある事をして、なんとか入ることができたとのこと。

深夜のヘルパーの方は、次々と時間が決まって行くところがあるから手間をかけてはいけませんよね。すみません<m(__)m> 上記の1.のことはともかく、2の内側から母がカギをかけてしまうことは、今後も起こるかもしれません。

鍵がかかって入れない場合の介護会社との決め事も必要

セキュリティ設定や鍵のこと、気をつけていてもハプニングは起きるので、想定した対応、決めごとを介護会社と話しておくべきでしょう。

今回の我が家の施錠の件も、今後また閉まっていたら…と介護会社の管理者と相談確認する予定です。

3、普段から洗濯物はたたんだりしますが、留守中、なぜか普段やってもいないデロンギのオイルヒーターの上にバスタオルをかけたりしたらしい。

オイルヒーターの上にタオルをかけさせない

ガスコンロやストーブ、オイルヒーターなど、危険性があるものに留守中は注視してもらうこと。今回、ヘルパーの方が見つけてくださったので大丈夫でした。※次回冬季スイッチONの時、留守中対策が必要 

こぼれ話
4年前、ソウル旅行中に、アラームが鳴り止まなくてどうしたら止めることができるか?と言うメッセージが入ってびっくりしたことがあった。てっきりお風呂のアラームかと思って「引っぱれば止まるよ!」と伝えても止まらないと言う返事。トイレに設置したアラームが原因だった。15年の間、一度も2ヶ所あるトイレのアラームを鳴らした人はいなかったので、原因究明に時間がかかったらしい。母や家族は、30時間もアラーム騒音にさらされていたと帰国後に聞き、もっとビックリ…@@

認知症の高齢者への接し方

それから、「Rieさんがいない間、お母さんはシャキッとしていらっしゃいましたよと言われました。笑

 

普段だと、私に色々と指図、注意されるため自由にできないけれど、口うるさい娘がいない分、のびのびと生活してたようです☺

留守中の母のことを聞くと、少し自由に緩めた方が良いのかなあと反省。

できる役割を増やす

・洗濯ものをたたむ

・柑橘類の皮むき

・調理の手伝い

・猫のごはん(最近しなくなってきた)

座ってTV、ベッドで横になる以外に、積極的に家事をすることで認知症が落ち着くように思います。留守中、はりきっていたようなので、今後も関わってもらいます!

離れているときは優しくできたのに、いざ一緒に住み始めるといろいろありますね。
認知症の人には、ひどく叱ったり高圧的な態度が良くないとわかっていても、ついつい禁止ワード連続になったり…そしてこっちも落ち込む。(;'∀'
徘徊、全く予想のつかないことをし始めたり、いろいろですよね。そういう意味でも身内ではなく、プロフェッショナルな介護ヘルパーの方にワンクッション入ってもらって介護をお願いする事はとても大切で助かります。
私がベッドの上で安静にしている時、母のヘルパーさんとの会話をこっそり聞いていると、母が心を許してよくしゃべるヘルパーさんと、そうではない人とあることがわかってきます。違いは受けいれと口調。

 受け入れと対処法がカギ

人はだれでも管理されるのは嫌なので、今回の留守中はシャキシャキ元気だったと言う母になるように、私も言動に気をつけようと思いました。母が話す内容への共感と、静かに受け入れて聞き流すこちらの態度こそがカギとなるようです。

その話、聞いたよ〜100回も!って大声で言いたくなるのをグッと我慢なんですね。はい。

脚色ストーリーにツッコミ入れたくなっても我慢。

要はそういうことなんですね。

認知症の薬は現在は一切服用していません。(服用すると攻撃的別人格になる気がして・・・)

この旅行中、学生時代の友人のお母様も認知症で一人暮らしで、今後の対応をどうしたものか…そんな話をしたばかりです。

初めての子育てと同じように初めての親の介護…みんなそれぞれ悩みます。でも情熱を持っていろいろ模索すれば、必ず良い解決方法が見つかるはず。(*^^)v

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このビジネスコンテストに応募した理由は、深刻化する介護問題に対し、具体的かつ実行可能な解決策を提案したいという強い動機からです。長年介護を受け、認知症の母親のダブル介護、介護難民の一歩手前に立たされた経験、そして介護現場で働くヘルパーの方々が直面するストレスや離職問題、在宅訪問介護サービスの提供会社の減少という現実を今、まさに体感中です。これらの経験から、10年後の介護の未来に対する深刻な懸念と、救済されない人たちへの正義感が、私の行動を促しました。

今のままでは、全ての介護が必要な人々の約1/3が、自らの希望通りに在宅での生活を送ること、また施設への入所が困難になると予想しています。この危機的状況に対処するため、「ファミリーケアナビ」という新規事業を立ち上げる必要があると考えました。遠隔介護マネジメントプランを提案し、早期の準備と家族全員でのケアプラン作成を社会に実装する必要性を感じています。
このビジネスコンテストを通じて、このプランが社会的課題に対する具体的かつ実行可能な解決策として認識され、一歩一歩実現に向けて進むことを願っています。

弊社のビジョンは、介護を必要とするすべての人が、住み慣れたわが家で長く尊厳を持って生活できる社会の構築です。

ビジネスコンテストファイナリスト5名に選ばれ最終審査へ

株式会社LITAプロデュース I'meビジネスコンテスト2024は、一時審査、二次審査、そして2024年3月20日(水)Potential Bloomingをテーマにしたビジネスコンテストの最終審査が東京御茶ノ水で行われました。ファイナリスト5名は、それぞれが直面し、苦悩した経験をもとに、社会が抱える課題をビジネスでどうやって解決し、社会を変えていくか、100名の参加者の中発表を行いました。

弊社代表はオンラインで発表させていただき、タイトル概要は以下の通りです。

プランタイトル
「離れていてもできる遠隔介護 ファミリーケアナビ 」
プラン概要
「遠隔介護マネジメントを核とした家族主導の計画と情報共有で、どこにいても介護参加を実現し、未来のケアと幸せを共に創る」

▼開催日時
3月20日(祝・水)13:00〜16:30(12:30 開場)

▼会場・アクセス
東京都千代田区神田駿河台4-2-5
御茶ノ水NKビル(トライエッジ御茶ノ水)11階

▼審査員

**株式会社エアークローゼット
代表取締役社長 兼 CEO 天沼聰様
**freee株式会社
起業時代統括マネージャー 磯貝美紀 様
**障がい者みらい創造センター
理事長 竹内亜沙美様
**相模女子大学大学院
社会起業研究科教授 金森剛様
**一般社団法人まちはチームだ / 株式会社HOA
代表理事 代表取締役 岡秀樹様

多くのフィードバックを直接審査員の皆様からいただく幸運に恵まれました。

エレキが目指す介護の未来と社会

私たちが解決したいのは、高齢者や障害者が直面する介護の課題です。日本の高齢者人口が今後30%から40%に増加する中、介護は社会全体の重要な問題となります。私たちの目標は、遠隔介護メソッドを普及させ、誰もが自分の人生と仕事を大切にしながら介護に取り組める社会を実現することです。このビジョンを達成することで、すべての人が尊厳を持ち、自立した生活を送ることができる社会を築きたいと考えています。

その根底にあるのは、介護に関わる全員が直面する多層的・多面的な課題です。家族だけでなく、給与が低くストレスが多いヘルパー、そして、問い合わせ相談の質問に対応しきれない行政の窓口も含まれます。

高齢化が進む中で、介護が必要になった際に処理しきれない状況を予測しています。介護は、今後予防的な方向性を模索し前倒しなければ、社会保障費の増大や利用者の負担額の上昇が避けられません。私たちが考える解決策は、早期から家族がチームとなり、経済的資源を活用しつつ、本人の意志を尊重したケアプランを立てることです。現在、親子間や医師との情報交換がうまくいかず、ステレオタイプな介護が行われがちです。しかし、介護保険制度だけに依存するのではなく、さまざまなサービスを上手に活用することが重要で、介護保険が全てをカバーしないという認識を持つ必要があります。どういうことかと言いますと、多くの人が介護保険制度が万能であると誤解していますが、実際には多くの制約があり、その制度だけでは十分なサポートがうけられません。

これらの認識から、私たちは家族が自ら情報を整理し、プロジェクトマネジメントと逆算思考で理想の介護に近づける計画を立てることが解決策だと考えています。介護は、単にケアを提供するだけではなく、ウェルビーイング、すなわち元気でいることも重要視する必要があり、セットで同時に行います。

このビジョンを達成するためには、介護に対する社会全体の意識改革が必要です。

私たちは、「介護=重い負担」という既存のイメージを変え、「先手必勝」「マネジメント」としての介護を普及させることで、すべての人が尊厳を持って、自立した生活を送ることができる社会を目指しています。

最優秀賞の受賞の喜びを社会実装に向けた力に

ファイナリストの皆様の授業プランとピッチがとても素晴らしく、どなたが受賞しても良いピッチでした。受賞できたことは誠に光栄です。とにかく持続可能な介護の未来を構築したい一心でここまで来ました。受賞の喜びを社会実装に向けた力に変えて気を引き締めてスタートしで参ります。

この日を迎えるまで数えきれない人たちのサポートと、ご尽力をいただきました。

心より御礼申し上げます。
ChatGPT
深刻な介護問題に対する革新的な解決策を提案する弊社のミッションは、家族主導で進める遠隔介護マネジメントプラン「ファミリーケアナビ」によって、介護を必要とするすべての人が尊厳を持って自宅で生活できる未来を目指しています。介護の経験と現場の課題に直面し、これらに対応するために立ち上げたこのプロジェクトは、2024年のI'meビジネスコンテストで最終審査に進出し、私たちのビジョンと実行計画を広く伝える機会を得ました。社会全体で介護に対する認識を変え、全ての人が自立した尊厳ある生活を送れる社会を実現するため、私たちはこの挑戦を続けていきます。

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