友人と会っても、最近は親の介護について話すことが多くなってきました。
そもそも親の介護って何?
一緒に住んで面倒をみること?
遠く離れていても近くにいても、気遣ったり話す機会を作ろうとしなければ同じこと。距離は関係なく、気持ちがあるかどうか…だと思います。
親や家族が、なるべく元気に暮らせるよう、日常生活をキープするような手助け、工夫、助言激励、補助の戦略を練ることなどなど、気持ちさえあれば方法はいくらでもありそうです。
離れていてもできる介護
私自身が重度障害で訪問介護を受けています。
なかなか外出も気軽にはできません。出かけようと思ったら、介護タクシーの予約、同行ヘルパーの予約、訪問介護予定のキャンセル連絡、タクシー代etc。
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私と置き換え事例の人と、"なかなか難しい”という点は一緒。親・家族がいる所へ駆けつけなくても、また行政機関へ出向かなくて済むなら、そうしたいと思う方に、私の事を知って「自分も大丈夫、やってみよう」と思って頂けると嬉しいです。
ハンディある状況で介護を可能にするノウハウ
これまで私は自分でできること、しかも在宅でできること、例えば自分の介護関係の申請手続きや、訪問介護手配、ケアマネージャーとのやりとり、9割をメール、電話、ネットバンキング、郵便ですませてきました。
また、数年前、母がインフルエンザになった時も、母には病院で入院治療してもらいました。
しかし、すぐに退院できると思っていたら弱る一方...
肺炎で危なくなりかけ、私ができることを考え実行したことは、脱水による体力不足と察知して、自費ヘルパー利用、家族や知人の誰かが食事見守り、果汁や水分を摂取するよう口頭指示。
アロマオイルや生ローズマリーのハーブも活用。(※個室)
担当医に会えない時は手紙。
メールや電話を駆使しながら、母をなんとか退院させることができました。
退院できても、歩けないほどになっていましたので、入院中に介護保険認定変更もお願いしました。(←ここ大事)
母の入院で使ったものは、どうすれば良いか解決方法を考えるチカラと心
口頭指示、メール、電話、手紙、母のお金 介護保険の知識(退院前)
遠く離れた家族の介護でも、今いるところからできる!ということをお伝えしたいです。
今は介護申請まではいかない状況でも、少し弱ってきているとか、様子の変化を感じ始めたら、できることから始めればよいのではないでしょうか。
親のこと、状況を知る
電話や手紙のやりとり、会話から察知
最近どう?と(電話で)話すのも介護。
話すうちに何か困ったことなどの話題が出てくるかもしれません。
友人が独り暮らしの親の不自然な物品購入に気づいて実家に帰ってみると、健康食品の山@@驚いたそうです。
一度の購入と思っても自動継続だったり、高齢者をターゲットにした高額商品の押し売りなど、ニュースで聞くことが身近で起き他人事ではありません。
料理の手順 変化
我が家の場合は、先ほどまで話していた"焼うどん”のはずが、鍋に少し汁も入ったうどん??・・初めて見る不思議な料理になり、母が「よくわからんようになった」とポツリと言った時が決定的でした。
母が以前に作った美味しい具たくさんの焼きうどん画像を見せても、「え〜〜@@うそ〜私が作ったあ?」・・・でしたから。
これは深刻な状況と私も理解して、母の通帳などを一緒に見てみようかと提案。
しまってある銀行通帳を見せてもらった時、母が何やら言い訳めいたことを言ってましたが、何言ってんだか〜〜と私もよく理解できなかったのです。
薄い印字の小さな数字をジーっと追って・・・やっと私も気づいた。><
3年も地代が入金されてない。@@ 目を疑うとはこんな時のこと!
預金通帳の確認
私は親に甘えていて、長い間知ろうともせず、母のSOSを放置していたようです。通帳を見て反省し、一緒に紐解き整理をし始めました。
親子で預金通帳などの話ができていれば、介護が必要になった時に慌てなくて良いですね。
家族以外から情報収集
ガーン、賃料を払わなくても何も言われない…母の認知症をいち早く察知したのは、他人様!!だったというお恥ずかしい出来事。
高齢者の認知機能低下による変化やスキを感じとるのは、家族より他人の方が早いかもしれません。
また、ご近所の目は思う以上に鋭かったりします。話す機会があれば、挨拶だけで済まさないで、お隣・ご近所さん・遠い親戚などと積極的に話すのも良いかも。
持ち物、お部屋を一緒に片付ける
私の訪問介護が19:00過ぎに終わった後、ヘルパーさんなしで身体不自由者の口だけ指示の娘と脳機能低下の高齢者の二人の作業。簡単には進みません。(汗
初めて見るものや、手続きすれば口座に振り込まれたはずの書類・・・ゴミかお宝か分別困難で苦労しました。
5年分の修正申告、保険など重要書類のファイリングetc…
滞納支払い請求、土地明け渡し請求...訴訟と続き、今振り返っても我ながらよくやったと思う。
ネットとメール、携帯を駆使して介護準備リストを作成する
離れて住む家族が、身体が弱って家事や日常生活に助けが必要な状態になってきたと心配な方でも、インターネットや電話で家族の介護準備を少しづつ進めていけば、急な状況変化に慌てることなく対応でき、家族をサポートできると思います。
介護準備って何? PC/携帯メモに書き溜める
- 親の生年月日、戸籍(出生地)やマイナンバーを知る。
- 既往症 入院したことがあるか 手術の有無
- 病院名の住所と電話番号 受診科 担当医師名はフルネームで。
- 現在治療中か、主訴は?だるい、物忘れは?
- 服薬 薬の名前 注意事項はある?
まだまだリストにすることは沢山!(^^)!
第三者のヘルプが必要な我が家の生活工夫など、今後も紹介していきますね。
母の投げ入れ春の花