介護

老老介護の時代に必要なこと

こんにちは。

さて、今日のテーマは [老老介護]
今後の日本の人口構成をご存知ですか?

40年前、1980年代は3世代同居が5割以上でした。

当時、私は学生から社会人となり、CA、結婚、関節リウマチを発症。


実家の祖母の葬儀で広島に帰ったとき、兄の子供もいたので4世代同居だったのを思い出します。

それが今では、高齢者夫婦や単身世帯が50%以上を占め、3世代の同居は減少。

かつて家族が担っていた介護は、2000年の介護保険制度の導入で「社会の支え」に。(福祉が会社の利益追求を求められる資本主義になったところが問題。日本の介護保険制度は通年前に始まったドイツを見習ってますが、ドイツは民間に託してない)

そして、2025年には団塊世代が75歳を超え、5人に1人が後期高齢者になる時代へ。

介護保険を利用してきた私が直感で予想するなら、

これからは老老介護が増え、ヘルパー不足を補う形になるのではないかと。

さらに、介護保険が導入されてから、
「介護は保険で何とかなる」「暮らしが難しくなったら年金で施設に入ればいい」
と考える人が増えましたが、これは 当てが外れてガラガラと崩れていく可能性 もあると思っています。

振り返ると、3世代同居があった昭和の時代は、子育てや介護の悩みが家族内で解決されていました。

※ でも、私は口うるさいしつけや小言が多い3世代同居がイヤで、
中学も大学も家から遠い学校を選んだんですよね。

老老介護の乗り切り方

車椅子生活を送りながら認知症の母を介護してきた私は、全てを頼ることを前提にしつつ、残りの1割は環境を整えることに集中しました。

お金、ネットショッピング、介護制度、人材、本人がまだできること… 使えるものはすべて使う!

「何が必要なのか?」と常にアンテナを張って、ぎゅっと今必要なことに集中。

こうした考え方は、老老介護をする高齢者夫婦や兄弟・姉妹にも当てはまるのではないかと思います。

加齢による不調は誰にでも訪れますが、
年齢が近いからこそ、互いに理解し合えるという良さもある。

一方で、元気な子供が「親も年をとったな…」と思っても、
自分が若いうちは 親の体力や気力、生活の不便さ にはなかなか気づけないものです。

高齢夫婦が80代、90代まで一緒に暮らせることは幸せなこと

しかし、その子供世代はすでに60代・70代。
親のことを心配しながらも、助言してもなかなか聞き入れてもらえず、遠くから静かに見守るしかないという状況もよくある話です。

(親は「子供に迷惑をかけたくない」と思い、子供は「親を支えたい」と思っていても、うまく伝わらない…)

介護保険を使うには介護認定が必要ですが、
病気や入院をしなければ、介護とは無縁のまま人生を終える人も多いのが現実です。

施設に入れば安心、ヘルパーが来てくれる…それはもう当たり前ではない!

介護保険や施設に頼りきる時代は終わりつつあります。
では、どうすればいいのか?

私は車椅子生活を送りながら認知症の母を介護しました。

認知症が始まりかけた頃、ホームベーカリーでブリオッシュを焼くのが楽しみ&太ってた笑

頼れるものはすべて活用しながら、9割を外部に頼り、1割は環境を整えることに集中

そうすることで、母を最期まで自宅で見送ることができました

この経験から、介護にならないために今からできることを考えました。

食事・栄養補給をしっかりとる
頭や体を動かす習慣をつくる
できるだけ座る時間を増やす(横にならない)
社会とのつながりを持ち続ける

突然やってくる介護に、家族が困らないために。
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このビジネスコンテストに応募した理由は、深刻化する介護問題に対し、具体的かつ実行可能な解決策を提案したいという強い動機からです。長年介護を受け、認知症の母親のダブル介護、介護難民の一歩手前に立たされた経験、そして介護現場で働くヘルパーの方々が直面するストレスや離職問題、在宅訪問介護サービスの提供会社の減少という現実を今、まさに体感中です。これらの経験から、10年後の介護の未来に対する深刻な懸念と、救済されない人たちへの正義感が、私の行動を促しました。

今のままでは、全ての介護が必要な人々の約1/3が、自らの希望通りに在宅での生活を送ること、また施設への入所が困難になると予想しています。この危機的状況に対処するため、「ファミリーケアナビ」という新規事業を立ち上げる必要があると考えました。遠隔介護マネジメントプランを提案し、早期の準備と家族全員でのケアプラン作成を社会に実装する必要性を感じています。
このビジネスコンテストを通じて、このプランが社会的課題に対する具体的かつ実行可能な解決策として認識され、一歩一歩実現に向けて進むことを願っています。

弊社のビジョンは、介護を必要とするすべての人が、住み慣れたわが家で長く尊厳を持って生活できる社会の構築です。

ビジネスコンテストファイナリスト5名に選ばれ最終審査へ

株式会社LITAプロデュース I'meビジネスコンテスト2024は、一時審査、二次審査、そして2024年3月20日(水)Potential Bloomingをテーマにしたビジネスコンテストの最終審査が東京御茶ノ水で行われました。ファイナリスト5名は、それぞれが直面し、苦悩した経験をもとに、社会が抱える課題をビジネスでどうやって解決し、社会を変えていくか、100名の参加者の中発表を行いました。

弊社代表はオンラインで発表させていただき、タイトル概要は以下の通りです。

プランタイトル
「離れていてもできる遠隔介護 ファミリーケアナビ 」
プラン概要
「遠隔介護マネジメントを核とした家族主導の計画と情報共有で、どこにいても介護参加を実現し、未来のケアと幸せを共に創る」

▼開催日時
3月20日(祝・水)13:00〜16:30(12:30 開場)

▼会場・アクセス
東京都千代田区神田駿河台4-2-5
御茶ノ水NKビル(トライエッジ御茶ノ水)11階

▼審査員

**株式会社エアークローゼット
代表取締役社長 兼 CEO 天沼聰様
**freee株式会社
起業時代統括マネージャー 磯貝美紀 様
**障がい者みらい創造センター
理事長 竹内亜沙美様
**相模女子大学大学院
社会起業研究科教授 金森剛様
**一般社団法人まちはチームだ / 株式会社HOA
代表理事 代表取締役 岡秀樹様

多くのフィードバックを直接審査員の皆様からいただく幸運に恵まれました。

エレキが目指す介護の未来と社会

私たちが解決したいのは、高齢者や障害者が直面する介護の課題です。日本の高齢者人口が今後30%から40%に増加する中、介護は社会全体の重要な問題となります。私たちの目標は、遠隔介護メソッドを普及させ、誰もが自分の人生と仕事を大切にしながら介護に取り組める社会を実現することです。このビジョンを達成することで、すべての人が尊厳を持ち、自立した生活を送ることができる社会を築きたいと考えています。

その根底にあるのは、介護に関わる全員が直面する多層的・多面的な課題です。家族だけでなく、給与が低くストレスが多いヘルパー、そして、問い合わせ相談の質問に対応しきれない行政の窓口も含まれます。

高齢化が進む中で、介護が必要になった際に処理しきれない状況を予測しています。介護は、今後予防的な方向性を模索し前倒しなければ、社会保障費の増大や利用者の負担額の上昇が避けられません。私たちが考える解決策は、早期から家族がチームとなり、経済的資源を活用しつつ、本人の意志を尊重したケアプランを立てることです。現在、親子間や医師との情報交換がうまくいかず、ステレオタイプな介護が行われがちです。しかし、介護保険制度だけに依存するのではなく、さまざまなサービスを上手に活用することが重要で、介護保険が全てをカバーしないという認識を持つ必要があります。どういうことかと言いますと、多くの人が介護保険制度が万能であると誤解していますが、実際には多くの制約があり、その制度だけでは十分なサポートがうけられません。

これらの認識から、私たちは家族が自ら情報を整理し、プロジェクトマネジメントと逆算思考で理想の介護に近づける計画を立てることが解決策だと考えています。介護は、単にケアを提供するだけではなく、ウェルビーイング、すなわち元気でいることも重要視する必要があり、セットで同時に行います。

このビジョンを達成するためには、介護に対する社会全体の意識改革が必要です。

私たちは、「介護=重い負担」という既存のイメージを変え、「先手必勝」「マネジメント」としての介護を普及させることで、すべての人が尊厳を持って、自立した生活を送ることができる社会を目指しています。

最優秀賞の受賞の喜びを社会実装に向けた力に

ファイナリストの皆様の授業プランとピッチがとても素晴らしく、どなたが受賞しても良いピッチでした。受賞できたことは誠に光栄です。とにかく持続可能な介護の未来を構築したい一心でここまで来ました。受賞の喜びを社会実装に向けた力に変えて気を引き締めてスタートしで参ります。

この日を迎えるまで数えきれない人たちのサポートと、ご尽力をいただきました。

心より御礼申し上げます。
ChatGPT
深刻な介護問題に対する革新的な解決策を提案する弊社のミッションは、家族主導で進める遠隔介護マネジメントプラン「ファミリーケアナビ」によって、介護を必要とするすべての人が尊厳を持って自宅で生活できる未来を目指しています。介護の経験と現場の課題に直面し、これらに対応するために立ち上げたこのプロジェクトは、2024年のI'meビジネスコンテストで最終審査に進出し、私たちのビジョンと実行計画を広く伝える機会を得ました。社会全体で介護に対する認識を変え、全ての人が自立した尊厳ある生活を送れる社会を実現するため、私たちはこの挑戦を続けていきます。

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