こんにちは。
介護とバリアフリーの PR プロデューサー西本理恵です。
2025年になって介護の記事がネットでも新聞でも増えてきました。
2025年問題(団塊の世代が後期高齢者になる年)が関係してるのかも。他には4月から企業が従業員に介護での休みなどを案内してフォローすることが義務付けられたから。
実は介護難民の私も、火曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日と介護会社の新しいヘルパーさんトレーニングが連日行われ、介護の世界の変化と介護の実情を日々感じています。
読売新聞の地方版に掲載
昨年の秋からPR プロデューサー仲間の堂阪さんが記者の方との間に入り、サポートしてくださいました。
事前インタビューの文章に答える形でお伝えしたことは、①介護の現状と私が願う早期準備(日頃からスマホなどを使って情報収集する)と②最小限最適化の考え方のマネージメント介護の考えにシフトすることでした。
この2つを使えば少しでも本人と家族に役に立つと思って始めたファミリーケアナビのこと記事にまとめてくださったのです。
子育て世代の記者の方が、膨大な量の私からの回答文書や直接取材でのことを読み込むのも大変だったかも。
2025年2月20日に読売新聞の地方版、デジタル版にも「諦めないで親の介護」というタイトルで掲載いただきました。
・高齢者は増えている
・介護保険制度も限界が見え始め
・介護はどんなものかもわからない
介護の記事を記者の人が書くのも、複雑で幅広い知識が必要なうえ、読む人の多くに何を届けるか、本当に難しいと思うんですよね。
介護だけでなく人々が安心して人生の後半を送れる社会の実現。
自分が長年介護を受けてきて、訪れる介護に慌てないで対処できる人はどれだけいるだろうか・・・そんなことを考えた時、豊かになるどころか生活が苦しくなってきてる日本の社会では、「介護保険があるからなんとかなる」ほとんどの人がそう思っている。
介護を受けている私ですら、数年前まで何とかなるとふわっと思ってたような・・・
それが、ケアマネーさんは定年で退職するわ、土日の介護をしてくれる事業所が見つからないわ、とても優秀な人たちが訪問介護から離れていくとか、この2年で地殻変動があるたび、介護難民を実感せざるを得なくなったのです。
現場にいる私の責務として、みんなに警報を伝えなくては〜と躍起になった2024年。だからビジネスコンテストにも参加し、ファミリーケアナビを立ち上げた。
介護はやはり最後は家族に関わってくるものだから。
家族だって自分の人生と仕事がある。
日本の社会の現状に不満や?を持っている人は多いのに、「介護保険」がこの先どうなるか不安予測よりもむしろ「あてにする」+方向
私個人の考えは、当てにしていいけど、制度を使いこなせるぐらいの知識と、「諦めないで何とかする」と開き直れる強いメンタルと、9割を頼りながら「自分流介護」の道を見つけることだと思う。
介護離職防止の介護休業制度は4月から
この春から介護離職防止制度も強化されます。
自分流介護とは、働き方、自分のライフプラン、家族の状態を自分軸から「できること」「難しいこと」を書き記しながら、使える制度を積極的に使っていくようしていくことです。
介護保険制度もいざ使おうと思った時、条件や、必要なボリュームが足りない、経済的負担とかあって使えないことが意外とあるんです。
その辺の、ちょっとした知識を誰から教えてもらう?
ネット検索する?
包括支援センターで相談する?
自分でゴールや目標を設定しながら、自分自身の状況把握をコツコツと小さなワークをして「じぶん色のライフプラン&ケア」を作るのが一番ぶれないし良いのです。
ファミリーケアナビ講座で、まず最初にやることは次のような現状把握のワークです。
📝 記入例
- 親との距離:車で2時間/月1回訪問
- 兄弟の協力体制:姉(近隣在住、定期的に買い物支援)、弟(海外勤務、関与少)
青い画像に書いてあることを、記入例に習って書き記しておくことをセミナーではお勧めしています。
書くことで、整理することができ、自分の考え方や望む方向も見えてくるはず。
作成した資料は、突然の介護や相談する時に必ず役に立ちますから。
諦めないで!家族の介護。
考えるだけでも準備になり、必ず役に立ちます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
まとめ
読売新聞に「諦めないで親の介護」というタイトルで私の活動が掲載された記事を改めて読み返してみました。
高齢者が増える一方で、介護保険制度にも限界が見え始めている今、多くの方が不安や疑問を抱えています。制度は確かに便利ですが、完全に頼るのは危険です。
これからは「自分流の介護マネジメント」を身につけていくことが大切。制度を上手に活用しつつも、家族や仕事との両立をしっかりと考え、準備しておくことが、介護難民にならないための重要なポイントです。
私が提唱しているファミリーケアナビでは、仕事を続けながら介護も諦めないためのノウハウや、介護休業制度を効果的に使う方法などを具体的にお伝えしています。
60歳からの人生、これからが本番です。親の介護も自分の人生も諦めずに、一緒に考えていきましょう。