介護 医療

高齢者の発熱

高齢者の発熱、原因と対処法

こんにちは。朝の冷え込みが強くなってくると、昼間は暑いのに朝は寒い、体温調節が難しいですね!

超高齢者の人の生活の仕方も、衣服を変えたり布団や、入浴の温度を変えたり、色々と少しずつ配慮が必要になってきます。

母は何とか夏を乗り越えました。先月の出来事です。

「最近調子がいいね」なんてヘルパーさん達と話していたら・・・

昨日の朝は調子が良かったのに、昼過ぎにいきなり38.7度の高熱が出てしまいました。

体が思うように動かないため、朝方にトイレに行った後、布団をきちんとかけていないようです。

他にも原因はあるのかもしれません。

高齢者は、寒くなるとだんだん水分を取らないことが脱水の原因となり、尿路感染症、いろんな原因で発熱になるのではと考えてます。

発熱を知る方法

【触診】

ヘルパーの方が身体が熱いと感じ、体温計で計って熱があることがわかりました。

朝は平熱でした。それがいきなり数時間後には(正しく言うと4時間後)には38.7度になっているのです。

トイレ介助で「ピン」とくるベテランのヘルパーさんに感謝です。

母が生きているのは、訪問介護ヘルパ―の方々のおかげです。

【バイタルチェック 検温】

朝夕と2度測定できるといいですが…せめて1回だけでもすべき。

血圧測定、SPO2(酸素飽和度)測定器の両方には、心拍数の表示も出るようになっています。もしその数値が寝た状態で100とか多い場合、熱があるかも?と察知して直ぐ検温してください。

通常の心拍数(65~70)より20多いと1度高い。と思って母の様子をみるようにしています。

65(通常) 90(1度高い) 110〜120(38~39℃)

注意:静かに横になっている時の心拍数です。

 

【受け答え 反応】

問いかけへの返答が いつもと同じか。少し鈍いか・・・

・訪問看護を受けているなら、すぐに連絡をする。
・(うちは訪問看護は入れていません)ホームドクターに連絡をすぐにしました。

そして家で点滴を(ウィルスではなく細菌性)をしていただきました。

バイタルチェックの記録をチェック

ここ数日のバイタル記録をチェックしてピックアップしてみます。

なんら問題は無いけど、夜中の3時の時はいつでも37点ちょっと熱がありました。

でもこれは、こもり熱なのではないかと思います。

ヘルパーさん達がちょっと心配ね、とはおっしゃって下さっていました。

ポイント

日頃からのバイタルチェックを記録してると、こういう時にとても役立つので、細かいことも連絡ノートに書いてもらうようにした方が良いです。

冷やして水分補給

1)アイス枕 保冷剤で冷やす

2)補液 オーエスワン(少し薄める)※座って飲ませる

3)2)にビタミンCカプセルの中身を半分溶かしてます(うちの場合、推奨するわけじゃないですよ)

尿パッドの重さを測るとか、これも最近はしてもらうようにしてます。

正確でなくても大体のことを把握するため。
尿の量が減っているとか、そういうことで脱水になっているかどうかも分かりますし、もう少し水分を取った方が良いと言うこともわかります。

記録習慣により、ヘルパーの方も意識するようになってきます。

経過と対処

訪問医療・看護師 点滴

訪問看護師さんがいらした時の血圧は160。顔が少しむくんでいました。

これはここ数日少し塩分の多い食事をしていたせいだと思います。

調理の味付けもヘルパーの人それぞれ違います。

特に腎臓の数値が良くない場合は、厳格な塩分コントロールが必要になると思いますので周知徹底。

塩分を腎臓や身体が排除できない、疲労させ、熱が出る・・・

点滴の量は100ミリでとても小さいものでした。(コップ半分)

母は、午後2時から6時ぐらいまでぐっすり眠り続けました。

夕方、まだ熱は38度台でした。一向に下がる気配がありませんでした。

24時ぐらいになると少しずつ心拍数が落ちてきて、体温も下がってきました。

体温が1度下がると心拍数が20位下がる感じです。

訪問看護師の方に水分は飲ませてくださいと言われたので、ベッドで起こして痰を吐かせ、OS1を薄めたものを与えました

熱は真夜中になると37度台になり、心拍数も落ちて安心しました。

夜中の3時の時は、37.2度、心拍数も落ち着いて、お手洗いまで自分で歩行もできました。

その時の尿量は500位あり

母がそれまで体内に入れた水分の量よりも多いと思い、その時しっかりOS1を薄めたものにビタミンCカプセルを外し中を入れ(半分500ミリ)飲ませる。

そしてウイダーインゼリー半分位を渡したところ、最後まで絞って飲みたがったから、お腹が空いていたようです。(*^^)v

元気になってよかった!

安心して私も眠ることができました。

そして翌日、訪問看護の方に点滴をしていただき、昼間は自分で押し車を押してテーブルに着くことができました。36度台に熱が戻って本当によかったです。

まとめ

一体何だったのか… .

不明の熱が出るのも、その人が持っている病や、くすぶって持っているものがありますのでそういう私雲館家族が知らない何か他の原因で発熱している可能性もあります。

長い間熱が出てなかったので、アイスノンの氷枕を冷凍にしてなくて慌てました。

高齢者の場合、ほんの少しの体温調節ができないことや、水分不足(脱水)尿路感染症や 誤嚥で体調が急変することを知っておくこと

そしてご飯を食べなくても、ウイダーインゼリーのようなパウチも1つか2つ買い置き。

ビタミン入りが良いと個人的には思っています。(^^

オーエスワン液の塩分量に注意しなくてはいけません。

脱水症状を起こしているのであれば、本来はそのままが体へ吸収ベストらしいのですが、少し薄めるか、湯冷まし、リンゴ果汁、など飲むものなら何でもいいです。

母の場合は、発熱があるときにはビタミンCをカプセル半分500ミリを回数を開けて飲ませるようにしています。(炎症にはビタミンC)

尿路感染症になりやすいので、水分をしっかりとること。

腎臓機能、心臓が加齢により弱っている場合、塩分や水分などを負担がかかるものは注意すること。

日頃からこまめな給水。フルーツでも本人が好きなもの何でも良いと思います。

今回は酸素飽和度が90を降らなかったので、誤嚥や風邪症状ではないと最初から思いました。脱水による炎症。(腰が痛い痛いとしょっちゅう言っています)背中が痛いと言う言葉も聞いたので腎臓関係…?を考えます。

あと反省すべき点といえば、ウオシュレットを母が勝手を操作することが多く、ズボンや服にかけて結局ヘルパーさんが全部取り替えることが度々起こっていたので、ウォシュレットを操作できないようにしたことが良かったのか悪かったのか…(*_*; 認知症の対応は難しい。

本人が操作して陰部を清潔に保つことも必要かもしれませんね。

人気記事

1

高齢者といっても、それに超がつく超高齢者、それは私の母です。 熱も咳も顕著な変化はなく、微熱程度で全く食欲不振というわけではなかった高齢の母が、肺炎とわかるまでの経過、介護ポイントをまとめておきます。 ...

2

このブログは、ワードプレスの無料テーマ「シンプリシティsimplicity」から始めました。 しかし、私の生活と母の認知症や加齢に伴う変化によってブログに費やす時間が少なくなったため、どうしたものかと ...

3

こんにちは。アレレ..加齢によってマイボディーは歳をとっていたんだ!と気づかされる日々です。 左耳に水が入って聞きづらいんだ…と耳鼻科に行ってみたところ、なんと副鼻腔炎(蓄膿症)だったのです。 6月の ...

4

ご訪問頂きありがとうございます。 6月4日に大腿骨を骨折して3ヶ月ちょっと。 その間いろいろありましたが、今日は、ギプス装具による皮膚トラブルによりついて。 入院手術もせず、ギブスは私の足の状態に合わ ...

5

こんにちは。2年前のちょうどこの頃、慢性関節リューマチで通院している私の血液検査が異常を示し、腕や身体の関節がアンコントロール!と叫びたいほど痛くなった。 慢性関節リューマチの再熱か?  足が腫れて何 ...

6

about-me⓷父からの宿題   私の父は乞食のような人で、格好も人の目を全く気にしない偏屈田舎親父だった。思春期、そんな父を恥ずかしいと思ったりもした。 東京の大学に進学したいという娘の ...

-介護, 医療
-, , , , , , , , , , , ,

© 2024 60歳☆ワタシの人生これから!